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跡地ひとり調査団
別にHP持ってますし、ここはメモ代わりのブログです。
図説世界の歴史
辻ちゃんとウルトラマンコスモスが結婚、セブンのソガ隊員が自殺と、
芸能界ではニュースがありましたが、
私は蚊帳の外で黙々と様々な分野の研究をしていました。
が、ボンネットバス撮影の後あたりから背中を痛めてしまいパソコンが打てない。
先日はパソコン打てなかったので図書館に一寸だけ寄り斜め読み読書。

創元社
図説世界の歴史8 帝国の時代
J・M・ロバーツ著/福井憲彦監修/東眞理子訳

http://www.sogensha.co.jp/mybooks/ISBN4-422-20248-0.htm

活字も大きく読みやすい。内容もわかりやすい。
で、普通の書評じゃ面白くないだろうから別の面を書いてみます。

ヨーロッパ各国による植民地支配への背景などから第一次世界大戦までが第8巻の内容。
ヨーロッパ諸国に多くが割かれているが、国が多いからこれでも書き足りないくらいでしょう。
世界史のスケールで見ると、歴史に登場できる国はホントに少ない。
この時代ではカナダはほとんど出てこないし、北欧の国々も出てこない。
アフリカ諸国、中南米、オーストラリア、東南アジア、この辺は各国固有の歴史ではなく、植民地エリアとしての話程度です。
意外な事にアメリカはオスマン帝国程度の量しか出てきません。元々が植民地でヨーロッパとは違うわけです。
この中でアジアも出てきますがまともにページがあるのはインドと中国と日本だけ。
オーストラリアやアフリカ先住民族の悲劇も書かれている反面、
唯一独立を守ったタイ(シャム)はその事だけだし、朝鮮に至っては、献朝国だった事と日本の併合だけ。
中国は日本より多くのページがあるが、ヨーロッパ列強にじわじわ虫食いにあってゆく事と、
日本が近代国家として世界史に登場するまでの事を比較をされるためにページが多い感じです。
中国は悠久の歴史の中で何回も他民族に侵入され王が変わったが、文化は継承されてきました。しかし、この時代の清の衰退は中国文明そのものの危機でした。
日本は江戸時代文化から近代化(ヨーロッパ化)が行われる過程も書かれています(日本語訳版だからか?)。

ヨーロッパ帝国主義に対し、世界史上初めて日本が日露戦争で打ち破る事に成功しますが、
日本は封建制度を廃して立憲国家になっていたし、ヨーロッパ文明には負けてしまっていたわけですね。好きで吸収したとは言い切れないし。
(西欧化しなければ、貧しくも平和な江戸時代が続いたかというと、本では士農の貧窮など江戸時代システムも限界が近かったとある)
対して、儒教を守り正しい道を選んだ当時の中国はアヘン戦争ではめられちゃうし、やはりヨーロッパ文明、ヨーロッパシステムは強かった。

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今日は都内で自転車の交通ルール厳守への取締が行われました。
自転車事故の破壊力は凄いですからね。
数年前に脇見運転の自転車にぶつけられて自転車が真っ二つに折れる事故に遭った事もあります。
そして、自動車と違って自転車は保険に入っていませんから生命保険とかでカバーされない場合大変な事になります。
その辺を、かなり前から地元葛飾区の街作りや道路建設の説明会で訴えていますが、
民度が低い葛飾ではなかなか理解されません(私の質疑は区の発行物にも載っています)。
取締りだけでなく、ハード面からの道路の造り、交通ネットワークとしての考え方、全てが駄目だから無駄でしょう。
温暖化問題とか、産業界は限界なんだし、民間のところ、こういったところを考えるべきなんですけどねえ。

折り畳み自転車でちょっとお出かけ。
高架化工事が始まる京成立石へ。
線路北側で何カ所か既に立ち退きで空き地になっているところもありました。
ソープランドも閉店していました。こんなところにあったんですね。
南側の木造町工場は残るのかな。風景変わりそうです。

ちなみにこちらは隣の青砥駅高架化直前の画像
http://e924.hp.infoseek.co.jp/hi/jpg/aoto.jpg

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藤沢市のモーガン邸全焼。不審火の可能性大。
私が入っている財団が保存活動していたんだけど・・・許せないですね。
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